例題5-3) 時間の価格とリスクの価格には、どのような関係があるか

時間の価格は、時間の需要と供給を調節します。

時間の価格としての金利が小さくなれば、資金の貸し出しは増え、調達する側の貸借対照表を大きくします。時間の価格としての金利が大きくなれば、資金の貸し出しは減り、調達する側の貸借対照表を小さくします。

リスクの価格は、リスクの需要と供給を調節します。

資金がリスクのある資産に向くとき、世の中全体のチャレンジは増加しており、リスク・プレミアムは小さくなっています。資金がリスクのある資産から引き上げられるとき、世の中全体のチャレンジは減少しており、リスク・プレミアムは大きくなっています。

債券や株式への投資は一般に、時間の価格とリスクの価格を、つまり無リスク金利とこれに上乗せされるリスク・プレミアムを、同時にリターンとして享受します。投資することによって、資金を供給し、そして同時にチャレンジを増やします。

先物取引など、差金決済によるリスク資産の買い建てを行った場合には、リスク・プレミアムのみをリターンとして享受することになります。資金は動かさず、チャレンジのみを供給している状態です。
posted by equilibrium at 2002-05-03 | [草稿]例題
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