例題9-1) ヘッジファンドが持つべき投資家にとって利便性の高い性質は何か

どういった類のリスクをとるのか、その性格について明確であること。どのくらいの大きさのリスクをとるのか、その水準について明確であること。取引の流動性がどのくらいあるのか、大まかに把握できること。これらは投資家が自分のポートフォリオを組み立てようとする際に、物事を左右する大切な要素です。タイミングによって多少変わる場合があるにしても、その時々で的確な情報が得られる状態であることは大切です。

主に利益や資産の内容を評価し株式の選別を行うとか、先物と原資産の相対価格を評価するとか、株式への投資と同程度のリスク水準を目指すとか、預かり資産に対して最大でどの程度の大きさの買いや売りの取引を行うとか、ファンドの売買は月に一度とか、とにかく一年間は換金できないとか、投資家はそういった情報を考慮に入れて、ヘッジファンドを含めた自分のポートフォリオを構成するわけです。

選別を「選別」しやすい構造は、投資家にとっての利便性を高めます。また選別のリスクを評価する利便性が高まるほど、社会全体の効率も高まります。
posted by equilibrium at 2002-09-01 | [草稿]例題
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